男の子と女の子の違いのお話

イングリッシュゴールデンの男の子と女の子の違いのお話です。
知っているようで、意外と知らないことが多いものです。
男の子、女の子共に暮らしているブリーダーだからこそ
日常生活で感じる違いをまとめてみました。

子犬のお迎えを決められる時に、みなさまがまず最初に考えられるのは、

男の子、それとも女の子ということだと思います。

とても単純なことですが、最も重要で関心のあることではないでしょうか。

 

しかし、漠然としていてイマイチはっきり解らない。。。

犬の本に一般的に書いてあるのは、男の子は活発で遊び好きで元気。

そして、足を上げてマーキングをするため、トイレの躾が大変などなど。

女の子は、おとなしく穏やかで躾やすいけど、神経質な面もあるなどなど。

数え上げたら切りがありませんが、大体こんな感じだと思います。

 

男の子と女の子の特質を御理解頂いた上で、どちらが本当に御自分達に向いているのか、

男の子(パパ犬)と女の子(ママ犬)と長年暮らして来たイングリッシュゴールデンの

ブリーダーだからこそ、解ることもあると思いますので、

選ばれる時の参考にして頂ければと思っています。

 

性格に付いてですが、男の子女の子の違いはほとんど無いと言っても良いと思います。

あくまでも、男女には関係無く、性格は持って生まれたものに大きく左右されますし、

飼育の仕方でも大きく変わって行きます。

男の子でも、気が弱くおどおどした子もいますし、その逆で女の子でありながら、

活発で積極的な子もいます。

あまり、男女の差ということで性格を決めつけない方が賢明だと思います。

 

あえて言うなら、いわゆる生理的な違いから来る男女の差です。

これは、人間とほぼ同じだと言っても良いと思いますので、そのように考えたら、

男女別の差の理解はさほど難しいものでは無いと思います。

 

このようなことが影響して先にも述べましたが、男の子の場合、

自分の匂いを付けるための行為として、排尿とはまったく違う

マーキングをやってしまうのです。

 

ところが、当犬舎の男の子達は、まだ一度もマーキングをしたことが無く、

また、特に躾けたわけでもありませんが、散歩の時もマーキングはもちろんのこと、

外での排尿排便も絶対しませんし、室内での排尿の時も、女の子のように

しゃがんで用を足します。

これは、今まで当犬舎を巣立って行った男の子たちも同じようにマーキングもしないし、

排尿の時もしゃがんでするそうです。

確たる根拠は無いのですが、イングリッシュゴールデン特有のものではないかと

感じています。

 

男女とも、散歩の途中やドッグランなどで初めて会う人間にもワンちゃんにも

実にフレンドリーに接することが出来、男女に関係無く、この犬種の根底に流れている

おおらかで穏やか、且つ気品のある資質がそうさせているのだと感じています。

 

ここまでは、男女の性格の違いはそれほど無いというお話をして来ましたが、

確かに体の違いは歴然としていますので、その違いをお話して行きます。

まずは、男の子ですが、骨格が太いため女の子より体格は大きく、

体長体高とも、例外を除いて女の子を上回ります。

しかし、みなさま御存知のように動物界は、はるかに男の子の方が、

その種の特徴を良く現わし、特に毛吹きが良く毛足が長く綺麗です。

 

女の子は、上にも述べましたが、体格は男の子より小振りで、そういった意味では、

散歩の時などは扱いやすいと思いますが、あくまでもちゃんと躾が入らないと、

女の子もかなりの力がありますので、引っ張られる散歩をすることになってしまいます。

 

最後になりましたが、男女の違いは、避妊、去勢手術でも大きく違って来ますので、

それについても記しておきます。

男の子の場合、生後六カ月頃、去勢手術を行います。

手術は短時間で日帰りがほとんどで、病院によって違うと思いますが、

費用もそれほど掛かりません

かなり性格はおとなしくなりますが、術後の体重増加に気をつけなければなりません。

 

次に女の子ですが、避妊手術は、ほとんどが開腹手術になり、

内視鏡による手術は、まだ一部でしか行われていないはずです。

確かに開腹手術はリスクを伴いますが、人間と違い女の子はヒートのたびに

妊娠期間中の60日~63日間黄体ホルモンが出続け、

時によっては疑似妊娠を起こし、乳腺も腫れて、お腹も若干膨らんできます。

たびたびそういうことを繰り返すと将来的には、婦人病に掛かるリスクが

高くなることもありますので、出産させない場合は、2回目のヒートが終わった頃に、

避妊手術を行った方が良いかもしれません。

女の子も術後は、男の子と同じでホルモンのバランスが崩れますので、

体重の変化には気を付けた方が良いと思います。

費用に関しては、病院に御相談頂かないと解りませんが、入院もあるかもしれませんので、

男の子の手術よりは、お高くなるかもしれません。

 

以上ここまで、長文になってしまいましたが、選ばれる時の参考にして頂ければ幸いです。

でも、やっぱり男の子も女の子も比べることが出来ないほど可愛いです!

 

(注):「出産を希望される。」と記しましたが、動物愛護法の改正で、 

    動物取扱責任者の登録が無いと実質子犬を生ませることは出来なくなっています。

 

 

動物取扱登録番号

鹿児島県H29川保第26号

鹿児島県H29川保第26号-2

鹿児島県H29川保第26号-3

 

TEL 0996-20-2345

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